004 Drifted Brick Vase

浜辺を歩いていると珍しいものや懐かしいものが落ちていたりする。
VHSのビデオテープやスーパーファミコンのカセットなどが落ちていたこともあった。
こうゆうものが自然に還るものはとても大変だし、流木やガラスと違って波に揺られて流れてきても、風合いが出ることもなく味が出ることは難しいと思っている。
自然のマテリアルから作られたものは、風合いが変化し、それが味となる。
砂を加工して作られたものや、木を加工して作られたもの、土を加工し作られたもの。そうゆうものが私は好きだ。

今回見つけたのは、海を流れてきたレンガ。割れていて、角は丸みを帯びている。
MAという文字と何かのマークのかけらが残っていて、元がどんなものだったのか想像するのも楽しい。
このレンガに試験管を挿して2輪挿しの花瓶にした。

浜辺であまり見ることのない、流れてきたレンガ。
風合いは素朴だけれど、日の光が当たると、暖かくやさしい土の強さを感じさせてくれる花瓶になった。