002 Drifted Bulb Vase

色々な浜辺を歩いているが、浜辺ごとに様子は違っている。
綺麗でゴミが全然ないところもあれば、流木やゴミがたくさん流れ着いているところもある。
さらに、流木やゴミが流れ着いている浜辺でも、流れ着く木の雰囲気が異なっていたり、流れ着くものにも特徴があったりする。紐が多い場所や、シーグラスが多い所、韓国からのものが流れ着く浜辺もある。

この日に見つけたのは大きな電球だった。漁船についていて、集魚灯に使われていたのではないかと思うほどの大きな電球。波に揺られて浜辺に流れついた電球には、小さな擦れなどはあるが、傷やひび割れなどはない。
流木もそうだけど、長い時間をかけて海を流れてきたことで、一つの旅をしてきたようなたくましさがその姿をとても魅力的にみせている。

そんな電球を持ち帰ってきて、ソケット部分を外して花瓶を作った。
少し口の部分は割れているが、海で拾った物のタグカラーのブルーの塗料をつけることで、手を切ることなどもなくなり、使いやすくなった。

少し動かしてみると水面のように、ゆらゆらと揺れる小さな海のような花瓶。
海を照らしていた電球が、これからは花瓶になって部屋をすこし明るく照らしてくれるはず。